2020.01.14

「新スタートレック」のパトリック・スチュワート、メイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト組合から名誉賞授与 

Sir Patrick Stewart Places His Handprints And Footprints In Cement At TCL Chinese Theatre IMAX
「新スタートレック」「スタートレック:ピカード」のパトリック・スチュワートが、メイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト組合から名誉の賞を贈られた。

1月11日に開催された、米メイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト組合賞の授賞式にて、功績のあるアーティスト(職人)に対して贈られる賞を授与されたもので、パトリックの60年にも及ぶ長い俳優活動が評価された。

この日、パトリックの名誉をプレゼンテーションしたのは、「新スタートレック」の共演者、ブレント・スパイナーだった。

「新スタートレック」で、パトリックはピカード艦長を演じ、ブレントはアンドロイドのデータを演じていた。役柄上、メイクアップアーティスト、ヘアスタイリストとも過ごす時間が長かっただけに、ブレントは「(授賞式について)電話をもらった時、僕が受賞するのかと勘違いした。そんなにこの組合は表彰する人が少ないのかと思っちゃったよ」と、ステージ上で本気半分ジョーク半分のご挨拶。

その後は、当時のパトリックを回想。“ピカード艦長”は台本上の“主役”だっただけでなく、現場では常に“リーダー”として振舞い、周囲からも尊敬されていたという。

ブレントに紹介され受賞のステージに立ったパトリックは、居並ぶハリウッド第一線のメイクアップアーティスト、ヘアスタイリストを前に、青年時代の思い出話を明かした。頭髪が気になり始めたのは、パトリックがまだ19歳の時。悩みが高じたのか、思春期真っ盛りの青年はカツラ職人になるという夢を持っていたのだとか。

その夢は俳優へと変更されたが、カツラとの縁は続いたまま。「私は長い間たくさんのカツラを付けてきました。おかげでとても誇らしく、幸せな気持ちになれました。自分の付けたカツラ、全てに感謝しています」と、受賞のスピーチでパトリックはカツラ愛を宣言。

もちろん、パトリックの愛はカツラにだけ向けられたものではなかった。

「私を作り上げてくださった方々、メイクアップで仕上げてくださった方々を心から愛しています」

お世話になったメイクアップアーティストは数えきれない。それでも「スタートレック」シリーズのメイクアップ部門代表者であるマイケル・ウェストモアの名を挙げた。パトリックにとって、「スタートレック」シリーズが全世界への出世作だから当然だったかもしれない。

スピーチの最後、パトリックは会場のスタンディングオベーションを全身で浴びながら、「この受賞は私にとって『大きな名誉』です。授賞式ではよく聞く台詞かもしれませんが、ヘアとメイクアップの皆さん無しには、今の私はありませんでしたから」と閉めくくった。

1月23日(米国時間)からは、「スタートレック:ピカード」が配信スタートする。メイクアップアーティスト、ヘアスタイリストとの共作の日々再び。パトリックの感謝の気持ちは尽きることが無い。

<「variety.com」1月12日/橋本ゆめ子>